家で仕事する時に、最大のネックになるのが「集中できない」で、私も時々「事務所があったらなあ」と空想することがあります。
最近では「事務所を借りるよりコスパがいい」とカフェやコワーキングスペースで仕事をする「Nomad Work」もさかんになりました。
Nomad Workerのメリットとデメリット
パソコンとスマホで、どこでも仕事をする人々。
ドラマにも、よく登場します。
Nomad Workerのメリット
1.いつでもどこでも仕事ができる
2.レスポンスが早くチャンスをつかみやすい
3.コワーキングスペースやカフェなどで、出会った人と人脈を作ることができる
例えば、官公庁に近い東京都千代田区でも、やり方によっては、低価格でオフィスを持つことができます。
Nomad Workerのデメリット
かっこよくて合理的に見える、Nomad Workerノマドワーカーが見落としがちなものがあります。
1.セキュリティに注意しなければいけない
2.意外に経費がかかる
3.時間がかかる
ノマドワークについて、意外に経費と時間がかかることは、忘れないでおきたいものです。
Nomad Workerの見えないコスト
1. 通勤費・打ち合わせ費・外食費
例えば、東京都杉並区荻窪前徒歩4分のアパートから、東京千代田区九段下駅徒歩3分の某社のコワーキングスペースで、1か月、シェアオフィスで20日通勤、9時から17時まで、1日8時間働くとし、1回2時間セミナーを行うとします。
「荻窪」というのは、小学校1、2年生の時に父の転勤で住んでいたところで、「九段下」は、年に一度、日本古武道演武大会を観に行く日本武道館があるところです。
このコワーキングスペースは税抜き価格表示です。
月額利用料金 29,800円
セミナールーム 1時間200円
月額電話転送サービス 4,000円
を条件とします。
月に3.5時間×2回のセミナールームを借りて、電話転送(受信)のオプションをつけると
基本料金29,800円+会場費400円+オプション4,000円=34,400円
「そんなに高くないね」と思われた方。
忘れてませんか。
ランチ代と交通費を。
荻窪→九段下間が総武線・中央線で片道360円×2×20日 14,400円
ランチが1000円(税抜き価格)として、20日分で、20,000円
合計 68,800円
九段下に、築40年程度のワンルームマンションが借りられてしまう程度の経費です。
それを上回った成果を上げられていますか?
2. 通勤時間
そして、通勤時間がかかることは考えておきましょう。
九段下駅からコワーキングスペースが徒歩3分
片道30分×2×20日=20時間。
20時間も通勤に使うのはどうでしょう?
その20時間、何かに使えるのではないですか?
「自分が一番効率的に動けるところ」は人さまざま。
私は周りで人の話し声がすると集中できません。
個人的には「通勤時間ゼロ」が一番かな。と思っています。
家で仕事して、一番、パフォーマンスが出せるのが理想なので、「どうしたら家で効率的に仕事できるか」がテーマです。
島村由花名義の記事
文具検定合格者で、文具の記事を300記事書いています。
今回のおすすめ文具
仕事に必要な筆記具だけでなく、バッテリーやケーブルもまとめて持ち歩けるツールスタンド。
マチが広く、収納力が高いので、ノマドワーカーだけでなく、フリーアドレス制の会社で働く人にもおすすめです。