失敗しないリフォームとは
「おうち時間が長くなって、家の中のことがいろいろ気になる」…そう感じている方も増えていると思います。
この記事では、私の体験を元に、これからリフォームする方にとって、役立つ情報をご紹介しましょう。
「おうち時間」が楽しくなるリフォームを
2020年4月7日、政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のための「緊急事態宣言」を行い、国民に外出自粛を要請しました。
これをきっかけにテレワーク、在宅勤務が広まりましたが「緊急事態宣言」が解除されても、在宅勤務は新しい働き方として定着してきています。
これを機に「おうち時間」を充実させるためのリフォームを検討されてはいかがでしょうか。
「おうち時間」が長い我が家のケース
2010年、私たち夫婦は3LDKの中古マンションを購入しました。
目的は義母を引き取って介護するため。
急いでいたので、トイレと洗面所、バスルームをリフォームできなかったことを悔やんでいました。
バスルームの換気扇や給湯器が寿命をむかえ、2017年、国土交通省の「住宅ストック循環支援事業」で、水道光熱費を削減するリフォームに補助金が出ると知って、水回りのリフォームを決意しました。
すでに義母も亡くなっていて、これからの夫婦二人の生活を大事にしたかったのです。
この時のリフォームについてのインタビュー記事がこちら。
リノベーション・リフォーム経験者にインタビュー!水回りリフォームの体験談編
リフォーム前の情報収集で勝負は決まる
どこの会社にリフォームを依頼するか。
リフォームが成功するかしないかは、8割はそれで決まってしまいます。
ここで5つのポイントをご紹介します。
リフォーム会社を比較見積もりしよう
リフォーム会社は比較するのが鉄則です。
口コミは大切
リフォーム会社のネットの口コミは大切です。
マンションの場合は、自分と同じ棟の人が同じ時期にリフォームすることが多いので、リフォーム前に近所の人の評判を聞いてみましょう。
担当者との相性がすべてを決める
評判がよいリフォーム会社でも、担当者が自分の会社でノルマになっているサービスをおしつけてくることがあります。
きちんと自分たちの要望を聞いてくれる担当者のいるリフォーム会社を選びましょう。
インテリアデザインは具体的に
リフォームする場所の壁の色や床の色は決めていますか?
ちなみに我が家のリフォームでは、私の要望は「シンプルで飽きのこない、掃除のしやすいデザイン」だけ。
あとはインテリアコーディネーター講師の夫に任せました。
2017年当時は、ミストサウナやジェットバスなど、流行の設備もありましたが、故障した時の修理費を考えて、シャワーと浴槽だけのシンプルなバスルームにしました。
減税や補助金を活用する
リフォームはお金のかかることなので、減税や補助金はできるだけ活用してください。
毎年、若干制度が異なりますが、「バリアフリー」「省エネ」「耐震性確保」の分野のリフォームでは、条件が合えば減税や補助金の特典があります。
国税庁、国土交通省、お住まいの自治体のホームページを必ずチェックしてください。
リフォームにありがちな3つのトラブル
私の家のリフォームを例にみていきましょう
1.予算が大幅に超過した
イメージ通りのインテリアに仕上がりましたが、予算はオーバー。
原因は3つありました。
・浴槽のサイズが規格より大きかった
・ショールームで実物を見るとグレードが高い方に目がいく
・撥水性の高い風呂の床や掃除が楽な便器は高額
2.工事の遅れ
リフォーム工事は、天候や業者のスケジュール、部品の納入などの都合で工期が伸びる場合があります。
我が家は、新しいバスルームのユニットの到着が遅れて、リフォームがストップし、1週間銭湯へ通うことに。
国のリフォーム補助金は予算が決まっていて、予算を使い果たすと年度の途中でも終了します。
この時は「補助金が3月末になくなる」という噂がたち、その年の2月から3月末に工事が殺到して、メーカーの部品が品切れになったのでした。
3.工事後のトラブル
我が家もリフォームして3年がたち、特にトラブルはありませんが、水回りのリフォームで工事後にありがちなのが漏水です。アフターサービスのしっかりした会社を選んでください。
家族みんなでリフォームしてみよう!
お金・手間・時間のかかるリフォームは家族の一大イベント。
家族全員でよく話し合いましょう。
これからリフォームをしようと考えている方へ
家は経年劣化が宿命。リフォームの問題は避けられません。
1.一緒に暮らす家族が増えた(減った)時
2.住宅設備の耐用年数が過ぎた
3.家族が高齢化したり障害を持ったりした時
この3つがリフォームのタイミングです。
きちんと情報を集めて、賢くリフォームしてくださいね。
(この記事は2020年6月20日時点の情報を元に書かれています。サービス内容などが変更されていることもありますので、必ず各社の公式HPで最新情報をご確認ください)
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「島村由花」名義で、テキストオンリーの読みやすいブログを書いています。
今回のおすすめ文具
「純白」ではない、その微妙なニュアンスをもつ「白」が、素朴な木目のインテリアや、シンプルなモノトーンのインテリア。ピンクやブルーなどのテーマカラーが決まっているスタイリッシュなインテリア……どんなインテリアにも、すうっとなじむところが魅力です。